3.11

しばらくこちらに書くことを控えておりました。というのも自分は大きな転機の真っ最中で、それどころではなかったというのが正直なところ・・・

実はいろいろ考えた末に転職すること決意し、先週末を持って前職を退職、そして月曜日に新職場に入社したのです。自分にとってはこれはこれで大きな出来事だったのですが、金曜日の惨事と比べれば小さなものです。

 

金曜日、地震が大きくなってきたその時、ちょうど会社では大勢のお客様が来社され、大きめの会議室でセミナーが始まって間もないころでした。(自分はデモなどのお手伝いということで部屋の最後部で待機の身でした。) また地震か くらいに思っていたのですが、揺れは止まらず、ますます大きく・・ そのうちプロジェクタが揺れだし画面が動いてスピーカーもやっと気づきました。あまりに激しいのでセミナーは中断、天井から釣ってあるプロジェクターやディスプレイの下の席には場所を移動してもらいました。参加者の目線はそれぞれの手元の携帯のニュースなど。講師のパソコンで地震速報のサイトが映しだされました。 ゆれはさらに大きくなり、たっていてもはっきり分かります。館内放送も流れ、エレベーターの使用中止がアナウンスされ、非難については追ってガイドするようなことを言っていたかと思います。その後まもなく主催側のすばやい判断でセミナーは中止することが参加者に伝えられ、早く避難することを希望する人は非常階段へ案内、それ以外の人は部屋に待機です。自分は一部のお客様と一緒に一度階段で下に降りました。ビルの警備の方がスムーズに人を避難所に誘導しており、また状況をメガホンで皆に伝えてくれていました。受付などを担当されていたスタッフとも合流、上の状況を伝えます。こんな時、電話はほとんど使い物になりません。27Fのメンバーとの間はgmailです。iPhoneのデータ通信網ななの問題もなく、メールでやりとりをしてました。結局16時前にはすべてのお客様は避難され、スタッフも順次退散となりました。自分は一度上に上がって荷物を持って家族との合流の旅にでました。

幸い、家族の安否は早い段階で確認が取れていたので、まずは合流することに専念です。当然のように地下鉄は動いてないし、車も拾える状況ではありません。というわけで、勤め先の六本木から二子玉川まで歩きです。助かったのは道がすごく分かりやすいこと。ほぼ一本道です。gmailやSkypeのチャットで家と連絡を取りながら早足でとにかく歩きます。結局11キロ強の道のりを2時間ちょうどくらいで移動でき、無事家族と会うことができました。 家の中はというと、食器棚が倒れた中身が大きなダメージを受けたものの、それ以外は大きな問題がありません。急いで実家などに連絡を取ろうにも返事がありません。ニュースで横浜のその一帯は停電とのこと。返事がないわけです。親のスケジュールもGoogleカレンダーで共有していたのでそれを確認すると、なんと父は祖父母のところに行ってるではないですか・・・。ということは母は停電の中一人。性格からするとパニックしているに違いない というわけで家と娘二人を妻に託し、実家に行くことに。

実家までは約10km。六本木から歩いてきているので電車も車も動けないことは明確です。ということでチャリ。いやー、チャリはほんと最強でした。とにかくこいでこいで実家へ。車の何倍も早かったでしょうね。ゴールデンウィークの渋滞の横をすいすい抜けていくバイクの気分です。(もちろん、そんなウキウキしている余裕はないですが・・) 実家に近づいてきたところ、246の新石川交差点から突如、真っ暗闇です。そう、その先は停電地帯だったんです。このあたりで夜とはいえ、この暗さは体験したことがありません。自転車のライト(ハロゲンの明るいのにしていてよかった) を頼りに進みます。実家のマンションは闇に包まれてましたが、ところどころに懐中電灯を手に動いている人がいるのが分かります。エレベーターは当然とまっているので、親が住む6Fまで自転車をかついで上っていきます。 ついたら案の定母親が一人で一生懸命音楽化何かで気を紛らわせながらベッドで寝込んでました。水とスナック菓子はあったみたいです。持ち込んだSoyJoyとか出しながら、まずは一安心。途中、祖父母のところにいっていた父はだいぶ前に実家に向かって出発しているという確認が取れていたので父が戻るまで待つことに。 電話も携帯(au)もぜんぜん使えない実家には持ち込んだiPad(3G)を置いていくことにしました。Skypeで連絡もとれるし、Webで情報も取れます。メールだってブラウザでみれるでしょう。実際Skypeで遠くの家族・親族と声が交わせると一気に安堵感が戻ります。 走行しているうちに父も戻ってきました。吉祥寺の方からバスと歩きでなんとか戻ってきたようです。 これで皆の安否が確認できたホッ。21時半くらいまでだったか一休みして家に帰ることにしました。

一日足を酷使していたのでこのときばかりはスローペース。国道246号線をひたすら上っていきます。車はやはりとまり、一番早いのがバイク、続いて自転車でした。向こうから歩いてくる人・人・人。皆何時にオフィス出たんだろう?どこから来たのだろう?そしてどこまで帰るのだろう?と思いながらも逆流してきます。これを見て、なんとか歩ける距離に会社も自宅も実家も子供の保育園もあるのはなんと安心なことか と本当に思いましたね。 途中、コンビニやマックは人であふれかえってました。自分も多摩川を渡ってもう少しで家 というところで、何かすぐに食べられるものをコンビニで買い込んで無事帰宅。家族とやっと安心した時間を過ごせました。

 

非常時に動く上で家族・親族との連絡手段と確保することは本当に大事ですね。以下、たすけてくれたものです:

  • Gmail: 自分はプライベートも会社もGmail。家族もGmailつかってます。キャリヤの携帯メールが制限かかっていたのかあまりつながらないときであっても、何の問題もなく使えました。
  • Skype: 音声もですが、チャットもかなり多様。iPhone4のマルチタスク対応になっているのが非常に助かりました。バックグラウンドでチャットを受けてもすぐわかります。
  • Facebook: 友人との情報交換や安否確認は多くがfbで行われてました。自分にとっては、Twitterはノイズが多すぎて知人中心のfbの方を使ってましたね。何か調べたいときにはTwitterもよかったのかもしれません
  • Google Maps: 連絡手段ではないですが、方向音痴の自分には大事なツールです
  • Sanyo モバイルブースター: 携帯機器を充電できる電池パック。電池の消耗がはげしくなってきてしまっているiPhoneを安心して使うには電池容量の確保が大事。これは持っておいて損はないですね。
  • 自転車: 連絡がつかなかったら自分で行くしかありません。東京はそんなに大きくない場所。車でなくても動けばちゃんと着けます。でも歩くのはかなり大変。自転車が大きな機動力をくれました。会社で足元に折りたたみ式の置いておきたいくらい。

 

電池パックや自転車はちょっと違いますが、とにかくモバイル機器、クラウドサービス、ソーシャルメディアに救われました。冒頭に触れたとおり転職をしたのですが、今度の仕事はこうしたクラウドサービスを提供する会社です。いざというときにきちんと広く世のため人のために役に立つサービスを提供する会社に身を置いているということを誇りに思った日でもありました。

そして会社の人たちの取り組みはとどまることを知りませんでした。自分が自分の家族を中心に動いていた中、会社に残って下記サービスを立ち上げていた人たちがいたのです。メールでそのことを知ったときには鳥肌ものでした。すごいサービスがあるだけじゃなく、すごい人たちがいる。そこに加われるようにならねば。

http://japan.person-finder.appspot.com/

うちだけでなく、今各ITベンダーが震災へのいろいろな形での支援をソーシャルメディアを活用して展開していますね。重要なWebサイトを動かすインフラを提供したり、サービスの移転先サーバーを提供したり。 クラウドの柔軟性・スピード感がこれほど人の命に直結して活躍したことはないのではないかと思います。

一日で起こったことを戻すにはきっと今後何年もかかります。何か自分なりのお手伝いできることを探して貢献できればと思います。

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#MobileMondays その9 headタグ内を変えられなくてもdojox.mobile

今日はこれまでと直接関係ないTipsをご紹介

Dojoを使うときの一般的なお作法として、dojo.jsをhtmlコードのheadタグ内で読み込ませて云々・・・ というのがありますが、それができない環境やシーンがないわけではありません。ブログのエントリーで使いたいけどテンプレートはいじれないなどの制約がある時などがまさにそれです。そんな時でも、もしもbody内のどこかでscriptタグ埋め込むことが許されているならばdojoをつかうことができます。以下、そのようにしてdojox.mobileを使う例です。

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>テスト</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<script type="text/javascript">
(function() {
 djConfig={
 //↓大事な一行
 afterOnLoad: true,
 
 require:['dojox.mobile.parser','dojox.mobile'],
 addOnLoad: function() {
 console.log("addOnLoad");
 dojo.requireIf(!dojo.isWebKit, "dojox.mobile.compat");
 
 //dojoをロードした後に、dojox.mobileを使って書いたコンテンツを明示的パースさせる
 //処理したいコンテンツのある場所にラベル(id)をつけ、それをここで指定しているので、
 //このラベルが一致しないと動かない
 dojox.mobile.parser.parse(dojo.byId("contentroot"),null);
 }
 };
 
 //dojoの読み込み:
 //ここでは外部(GoogleのCDN)でホストされているdojo1.5のXD(クロスドメイン版)をロード
 var e=document.createElement("script");
 e.type="text/javascript";
 e.src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/dojo/1.5/dojo/dojo.xd.js";
 document.getElementsByTagName("head")[0].appendChild(e);
 
 

 //テーマのCSSの読み込み:
 //ブラウザのユーザーエージェントを判別してロードすることで
 //AndroidであればAndroid用、それ以外はiPhone用のテーマとしている

 var agent=navigator.userAgent;

 var e2=document.createElement("link");
 e2.rel="stylesheet";
 if(agent.indexOf('Android') != -1){
 e2.href="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/dojo/1.5/dojox/mobile/themes/android/android.css";
 }else{
 e2.href="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/dojo/1.5/dojox/mobile/themes/iphone/iphone.css";
 }
 document.getElementsByTagName("head")[0].appendChild(e2);



 //以下2つはおまけ: ホーム画面にショートカットを作成したときのアイコンの指定
 
 var e3=document.createElement("link");
 e3.rel="apple-touch-icon";
 e3.href="http://dojoxmobile.appspot.com/dojo/dojox/mobile/tests/images/icon-1.png";
 document.getElementsByTagName("head")[0].appendChild(e3);

 var e4=document.createElement("link");
 e4.rel="icon";
 e4.type="image/png";
 e4.href="http://dojoxmobile.appspot.com/dojo/dojox/mobile/tests/images/icon-1.png";
 document.getElementsByTagName("head")[0].appendChild(e4);

 

})();
</script>
<!-- 以下のcontentrootというidのdiv内のdojo/dojox.mobileを使ったコードを入れる-->
<div id="contentroot">
 <!-- ここでは試しにdojox.mobile付属のtest_iPhone-ResultList.htmlの内容をコピペ-->
 <div id="foo" dojoType="dojox.mobile.View" selected="true">
 <h1 dojoType="dojox.mobile.Heading">Search Result</h1>
 <ul dojoType="dojox.mobile.RoundRectList">
 <li dojoType="dojox.mobile.ListItem" style="font-size:10px">
 1. <a href="#">Dojo: Traditional Karate-do Spirit</a><br>
 Sarah Connor Hardcover<br>
 Eligible for FREE Super Saver Shipping<br>
 <font color="red">$14.50 (50%)</font> In Stock<br>
 # (531)
 </li>
 <li dojoType="dojox.mobile.ListItem" style="font-size:10px">
 2. <a href="#">Japanese Martial Arts Dojo</a><br>
 Martin Parker Hardcover<br>
 <font color="red">$14.00 (60%)</font> In Stock<br>
 # (173)
 </li>
 <li dojoType="dojox.mobile.ListItem" style="font-size:10px">
 3. <a href="#">Total Solar Eclipse</a><br>
 Steven Young Hardcover<br>
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 # (1199)
 </li>
 <li dojoType="dojox.mobile.ListItem" style="font-size:10px">
 4. <a href="#">The History of Java Coffee</a><br>
 Marco Rodriguez Hardcover<br>
 <font color="blue">Not Available</font>
 </li>
 <li dojoType="dojox.mobile.ListItem" style="font-size:10px">
 5. <a href="#">The Principles of Spider's Web</a><br>
 Melissa Morgan Hardcover<br>
 Eligible for FREE Super Saver Shipping<br>
 <font color="red">$12.00 (60%)</font> In Stock<br>
 # (1847)
 </li>
 </ul>
 </div>
</div>
</BODY>
</HTML>

是非お試しください


シリーズの過去の投稿

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池の平、がんばってる!

3連休ど真ん中の土曜日、久しぶりに一日滑ってきました。なんと実に1年ぶり。(子供ができてからは本当に減ってしまいましたが、そろそろ復活したい)  行先は妙高の池の平温泉スキー場、大学時代に毎シーズン通っていたこともあり昔からよく知っている場所です。

行くと決めた前日の金曜日、 池の平に行きます!って内容をTwitterでつぶやいたら予想外なことが起こりました。なんと 池の平温泉スキー場の公式アカウント @ikebei にフォローされたのです。(ついでに、僕のつぶやきをRTした友人もフォローされてました)  この公式アカウントをハブに、スキー場を訪れた人同士での情報交換や交流を促進しているわけです。広くソーシャルメディア活用が進んでいるなと改めて実感しました。

実はこのスキー場、昔から面白い試みをいろいろやってたんですよね。いけべぇ というマスコットキャラクターを作り、それを前面に出して統一感あるキャンペーンを繰り広げたり、Webサイトもきちんとデザイナー入れて作りこんであったり、もちろんブログでの現地リポートも充実。それ以外にも、BLACK BOXってすごく安いけどどこの宿に当たるかわからない宿泊プランを作って、地域の民宿の空き状況に合わせてうまい誘致をしてました。

一方、新しいことをするだけでなく、無駄は徹底的に省いてますね。昔あったリフト券のチップは廃止されて設備投資を削減、今は紙ペラ一枚を見せるだけ。昔は駐車場にもゲートがあったように思うのですがそれもなくなり、今は効率的に駐車するように促す係員がいるだけです。昔あった本当の頂上へいくためのシングルリフト・コースが閉鎖されたのもその流れなのかもしれません。

切るところは思い切りよく切り、新しいことにチャレンジしていることはすごく好感持てますね。

スキーそのものですが、今回はiPhoneアプリRunKeeperが活躍。一緒に行った義弟と休憩2回をはさんで3部構成で合計約60Kmくらい動いたようです。(第2部の最後はちょっとGPSの精度があやしいですが・・・)

半分はリフトで登ってるわけですから滑走距離はざっくり半分の30kmくらい。1年ぶりとしては上出来かなと思います。筋肉痛がいまだに来ていないことだけが不思議です。(毎週のジムでのトレーニングの成果なのか、あるいはこれから・・・)

そして滑っている僕らの後ろ姿を現地レポートのブログの中でもすごく小さいながらも発見。これは朝一番にクワッドリフトで一番高いところまで登り、さぁ行くぞ ってタイミングですね。

なにはともあれ、心身ともに満足した一日でした。

池の平スキー場、ありがとう。また行きます。

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IBM100周年ビデオ集

YouTubeでIBMの100年の歴史を振り返るビデオが公開されてますのでご紹介しておきます。ITは新しい産業というイメージがありますが、これらのビデオを見ると偉大な先人たちが僕らが生まれる前からITの力で世界を変えてきたのが分かります。

IBM Centennial Film: They Were There – People who changed the way the world works

IBM Centennial Film: 100 X 100 – A century of achievements that have changed the world

 

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二子玉川 3月オープンが待ち遠しい

我が町ニコタマでは、長らく再開発が進んでます。

こういう再開発、確かに工事が多いと不便だったり子供には危険だったり決して良くはないのですが、わくわく感はきらいではないです。というかかなり好きですね。 工事に携わっている方々は詳細なプランを持っていて、それに沿って作業されているだけかもしれませんが、それを知らずにいる側としては(ある程度公開されているのかもしれませんが・・・)たまに見るたびに新たな発見があったり、確実に進捗していたり、ほんと 日々前進なり って感じです。

日々姿が変わっていくのを見守って何年たつのか・・・ 駅前のビルも3月にいよいよオープンのようですね。

両方合わせると200店舗!? そんなに買い物付きってわけではないのですが、確実に変化が待ち受けてますねね。待ち遠しいー

 

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#MobileMondays その8 My developerWorksのお友達一覧画面

たまにはエンジニアらしく・・・

ということで、またまたサボっていたdojox.mobileに少し手を出してみました。この連載(?あまり連なってませんよね・・・)移設前のブログで始めたものなので、参考までに過去の投稿をリストしときます。

さて、今日は前回同様、iPhoneアプリとして公開されているMy developerWorksのクライアントアプリケーションの一部をWebベースでクローンしてみました。

さっそくですが、今回の対象はこちらの画面。My developerWorksというソーシャルネットワーク上のお友達の一覧を表示している画面です。

そして、出来上がったのがこちらです。

正直、前回ほど忠実な再現にこだわって作っていないのですが、以下については少しの努力で修正ができるでしょう

  • 配色(スタイルシートで指定する)
  • アイコンの丸み(スタイルシートで指定する)
  • ユーザー名とアイコンの位置合わせ(スタイルシートで指定する)
  • 前の画面に戻るボタンのラベルとデザイン

逆に、ちょっと努力なしには難しそうなのは、iPhoneアプリでは1画面は16名まで、それ以降はフリック操作でページを左右にスライドさせながら見られるというところです。iPhoneではよくあるUIなの、いずれdojox.mobileが対応するということでこれは見送りました。

少しだけ解説すると、こんな感じでdojox.mobileのビューを組み合わせたカスタムウィジェットになっています。

Javascriptのコードにするとそれをこんな感じです。まぁ、お世辞にもきれいなコードではないですが参考までに載せておきます。

dojo.provide("ConnectionListIconView");
dojo.declare("ConnectionListIconView", dojox.mobile.View, {

 title_back : "",
 title_moveTo : "",
 title_label : "",
 title_transition : "slide",

 onBeforeTransitionIn : function(moveTo, dir, transition, context, method) {
 // この関数をオーバーライドすると、Viewを見る直前の動作を記述できます
 // よって、ここで画面を組み立ててます

 var view = dijit.byId(moveTo);

 //タイトル行
 var heading = new dojox.mobile.Heading({
  label : this.title_label, //タイトル行のラベル
  back : this.title_back, //戻るボタン
  moveTo : this.title_moveTo, //戻るボタンをクリックしたときのとび先
  transition : this.title_transition //アニメーション効果
 });
 view.addChild(heading);

 // アイコンを配置するコンテナ
 var iconcontainer = new dojox.mobile.IconContainer({
  single : true
 });
 view.addChild(iconcontainer);

// html5のlocalStorageから事前取得のデータを取り出し
 var stored_colleagues = dojo.fromJson(localStorage.colleague_userids);

// お友達毎にアイコンを作成してコンテナに追加
 for ( var i = 0; i < stored_colleagues.length; i++) {
   var icon = new dojox.mobile.IconItem({
     label : stored_colleagues[i].name,
     icon : "https://www.ibm.com/developerworks/mydeveloperworks/profiles/photo.do?userid=" + stored_colleagues[i].userid
   });
   iconcontainer.addChild(icon);
 }
}
});

データは? と思いますよね。実は別のページであらかじめサーバーから取得したものをHTML5のlocalStorageを使ってブラウザにキャッシュさせています。一覧を見るたびにサーバーにアクセスしたのではレスポンスが悪くて使いづらいので、ここは1つHTML5の恩恵にあずかることにしました。localStorage.XXX というアクセスがそれです。サーバーアクセス部分はまたおいおい・・・

こうして作ったウィジェットを下記のhtmlコードでdojox.mobileを使ったWebアプリケーションに埋め込んだのが先ほどのキャプチャになります。(親HTML内でのdojoのおまじないはここでは省略してます)

<div 
dojoType="ConnectionListIconView" 
id="view_connections_list2" 
title_back="戻る"
title_moveTo="#view_cache" 
title_label="マイ・ネットワーク"></div>

せっかくなので、もうちょっと画面を似せてから再びその成果を公開したいと思います。
今日はここまで。

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Notesの起動時間

こないだ、同僚の大川さんがNotesスタンダード版のパフォーマンスチューニングに関するTipsを紹介してました。

ノーツスタンダード版の爆速チューニング

関連する情報ですが、試す環境がない人向けに、最近のNotesがどれくらいで使える状態になるかをYouTubeで公開されているのを見つけたのでご紹介です。

 

人それぞれお使いの日常環境によって受ける印象は多少違うと思いますが、いかがでしょう?

ちなみに、環境のスペック(かなり高い)がコメントとして載ってますが、こんなにないとこの起動時間が実現されないということでは決してないです・・・

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更新せずにはいられない

今日もiPhoneいじってたらこんな更新が目に入ったきました。迷わず即アップデートです。

皆さんは日ごろ使っているツールの更新があることを知ったらどうしますか?周囲の人やインターネット上の声をまず確認しますか?入れていいか確認取りますか?それとも現状の環境で困っていなければ現状維持を貫きますか?

昔であれば最後が大多数かもしれませんね。でも今やそんなことじゃ次々に明らかになってくるセキュリティーホールドだって空いたままになることを意味します。多少の慎重さ求められるかもしれませんが日々のメンテがものをいいます。前にも書きましたが大事なことなので繰り返します。(ちょっとだけとある方の真似…) 一度動いてた環境だからと塩漬は良くありません。身体と一緒でこまめなメンテナンスがだいじでよね。

因みに、僕は多少ののリスクをとってでも新しいものに変えていってしまいます。たまに失敗もありますが戻せばいいのです。戻せなくてもなんとかなるものです。それよりは新しいものを真っ先に体験•体感して自分の目で見極めたいんですよね。新しいと人の声が少なくて純粋に自分の目と感覚が試せるのもたのしいです。良かったらきっと人にも勧めちゃいますね… まぁ半分病気みたいなものです

これからも子の調子をくずさず行きます!

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SlideShareとIBM

うちの会社では、社員と名乗った上でソーシャルメディアを活用することは奨励されてます。結構めずらしいケースかもしれませんね。これにより、プレスリリースや公式Webサイトといった固い情報発信だけが外向けの発信情報となるのではなく、同じ会社で働く何万(世界中では数十万)の社員の声を集めたものも会社の声となります。

もちろん個々人が書くことは公式見解ではないですし、個々人の置かれた立場からバイアスのかかった見解かもしれません。それでも、数が集まれば事実をとらえるための大きな手助けになるのではないかと思います。同じトピックなのに、Aさんから聞くと納得できるのに、Bさんからだと受け入れられない、Cさんだとわからない なんてことありませんか? 公式でなかろうと、いろんな人が自分なりの言葉で、自分の視点でとらえたことをつぶやいたりブログにまとめたりすることで、この会社が何をしているのか、何を考えているのか、どうとらえられているのか、いろんなリアルな温度感がにじみできてますよね。それって誇張するでもなく、とりつくろうでもなく、実態(リアル)に近づくのでとても良いことだと思います。

さて、そんな活用が奨励されているソーシャルメディアですが、プレゼン資料の共有といえばSlideShareが有名ですよね。そのSlideShareとIBMが提携して始めた試みがあります。それがIBM Expert Networkです。個々人が個別に発信するだけでなく、事前登録された社員が発信した情報を束にして一大情報発信源としているものです。ITの様々な分野で活動している専門家が生み出している最新のコンテンツをここで提供し、さらにダウンロード者とのインタラクションをしたり、有用コンテンツであればフォローすることで継続的にリンクを保つなどソーシャルツールの良さも味わえます。

まずはご覧になってみてくださいね!

このサイトに関する解説記事などもありますので参考までにリンクしておきます。

IBM Expert Network
http://www.slideshare.net/IBM

Introducing the IBM Export Network on Slideshare
http://adamchristensen.com/2010/11/17/introducing-the-ibm-expert-network-on-slideshare/

IBM launches the first SlideShare Network
http://blog.slideshare.net/2010/11/17/ibm-launches-the-first-slideshare-network/

IBM ソーシャル・コンピューティングのガイドライン
http://www.ibm.com/ibm/jp/about/partner/scg.html

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skmtSocialproject観ました?

本日、あの坂本龍一さんの韓国公演とソーシャルメディアを絡めた一大ソーシャルメディア実験が行われました。その名も skmtSocialProject (プロジェクトの詳細はこちらで解説されていますので参照くださいませ)

skmtSocialProject

そもそもこのプロジェクトがはじまったきっかけについては↓に書かれていて、こちらも面白いのでお勧めです。

 

ソーシャルメディアのポテンシャルを広く知らしめることとなったイベントだったのではないかと思います。

ソーシャルメディアを活用し、1つのトピックを共通の関心事とする不特定多数の思いをうまく紡ぎあげ、単に映像を届けるにとどまらないすばらしいユーザー体験が生み出されたと思います。パブリックビューイング(PV)という場を自律的に運営して集まることを促してみたり、ライブを見ている時の空気をTwitter+写真で共有したり。講演のコンテンツがその場でiTunesで予約できるという仕掛けも用意し、それが見事iTunes Music Storeで1位、2位を獲得するなど、感動から時間を置くことなく次の手(今回の場合はポチる)を打てる仕組みが実現するビジネスへ貢献も証明。さらに、こうしたイベントを運営するための資金も大手のスポンサーをつけるのではなく、この体験をした人々からちょっとずつ”おひねりグッズ”購入を介して回収を試みているのも面白く、気持ち良いです。今のインターネット、アイディアと計画と実行力があれば、巨額の資金がなくても、こんなに大きなプロジェクトができてしまうんですね。(もちろん、プロジェクトメンバーの皆様の高い意識とスキルと人柄が大きな成功要因あったのは言うまでもありません)

 

とはいえ、今回見せられたのはソーシャルメディアの活用の一例にしかすぎないでしょう。今後もっともっといろんな形が登場してくるのでしょうね。

今日は素晴らしい韓国公演をいろんな方で楽しませていただきました。

 

 

 

http://skmtsocial.com/guide/

 

 

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